アルマは望遠鏡なの?

夜空の星を数えてみたことはありますか?たくさんありすぎてぜんぶ数えるのは無理ですよね。晴れた暗い夜には何千もの星が見えるので、多すぎて数えられません。でも、空を横切ってのびるかすかな光の帯のようなものには気づいたでしょうか。それが、天の川です。

星や天の川はとてもきれいなので、みんな大好きです。何千年もの間、私たち人間は夜空を見上げて、星や天の川はいったい何なのかを理解しようとしてきました。でも、なかなかうまくいきませんでした。人間の目では星の細かい部分まで見ることができないからです。

1608年、オランダのハンス・リッペルスハイが望遠鏡を発明しました。望遠鏡とは、見たものすべてを大きく見せてくれる道具です。目で土星を見ても、ただの明るい星のようにしか見えません。でも望遠鏡を使って土星を見ると、環(わ)や衛星が見えます。

望遠鏡を使うと、目で見るよりもたくさんの光を取りこむことができます。そのため、暗い星を発見することもできます。約400年前、イタリアの天文学者ガリレオ・ガリレイは自分で望遠鏡を作り、天の川のかすかな白い光が実は何百万個もの星が集まったものであることを発見しました。

望遠鏡のおかげで、天文学者は星をもっとくわしく調べられるようになったのです。すべての星は、実際は太陽と同じような燃える星であることもわかりました。言いかえれば、太陽は宇宙に数えきれないほどある星のひとつでしかないことがわかったのです。太陽が熱くてまぶしいのは地球のすぐ近くにあるからです。他の星ははるか遠くにあるので、そのように感じられないだけなのです。

大きな望遠鏡で宇宙について研究する場所のことを、天文台といいます。天文台は、夜暗く、空気がすきとおっている高い山の上に建てられます。

アルマは世界一大きい天文台のひとつです。アルマには66台のアンテナがあり、それらを組み合わせて使うことで銀河、星、惑星(わくせい)がどうやって作られたのかを調べています。

アルマの望遠鏡は、映画やマンガに出てくる望遠鏡のような細長い形ではありません。アルマは大きな電波アンテナで、直径が12mや7mもあります。家のリビングルームにはとても入らないほどの大きさです。リッペルスハイやガリレオが見たら、きっとうらやましがったことでしょう。