なぜアルマはとても高いところにあるの?

アルマは、世界一高いところにある天文台のひとつです。アルマの66台のアンテナがあるチャナントール高原は、海面より5,000mも高いところにあります。

多くの大型望遠鏡や天文台は、高い山の上にあります。天体観測をするときには、地球の大気がじゃまになるからです。山の空気はうすくてすきとおっているので、星をよく見ることができます。

しかし、アルマの場合は、とても高い場所であることがとても重要です。アルマが調べるのは、宇宙からとどく電波という「見えない光」だからです。電波の中でも、「ミリ波」「サブミリ波」という電波は、高い山の上でしか観測できません。アルマがもし海面と同じ高さにあったら、何も見えなくなってしまいます。

どうしてそうなるのか、実験してみましょう。家の台所にある電子レンジで実験できます。実験するときはお父さんやお母さんに手伝ってもらってくださいね。電子レンジは、ものをあたためるために使います。電子レンジは英語で「マイクロウェーブ」といいますが、その名のとおり電子レンジはマイクロ波を出します。実はマイクロ波は電波の一種で、アルマが調べているのと同じ種類の「見えない光」です。

水分がほとんどふくまれていないので、チャナントール高原はアルマにとってうってつけな場所なのです。