星や惑星はどうやってできるの?

私たちは、地球という惑星(わくせい)に住んでいます。地球は、ほかの7つの惑星といっしょに太陽のまわりを回っています。太陽系の惑星の中で、生き物がいることがわかっているのは地球だけです。生き物が生きていくには、住むための惑星が必要です。そしてエネルギーをあたえてくれる星も必要です。地球がなかったら、または太陽がなかったら、私たちは今ここにいないでしょう。

ずっと昔、ほとんどの人々は地球が宇宙の中心にあると考えていました。また、生き物がいる星は宇宙の中で地球だけだと考えていました。しかし、地球は太陽系の8つの惑星のひとつでしかないことが、のちの天文学者たちによって発見されました。また、太陽は宇宙に何兆個もある星のひとつでしかないことも明らかになりました。今では、こうした星のうち半分以上に、太陽系にあるような惑星があることもわかっています。

星と惑星は、生き物にとって大切なものです。だから、天文学者たちはどのようにしてそれらの星ができるのか知りたいのです。なぜ大きな星と小さな星があるのでしょうか?なぜ1つだけの星と、2つがペアになった星があるのでしょうか?なぜ惑星が1つだけある星と、太陽系のようにたくさんの惑星を持つ星があるのでしょうか?星や惑星の誕生には、ナゾがたくさん残されているのです。

アルマは星や惑星が作られるしくみを研究するのにぴったりの望遠鏡です。星や惑星は、冷たいガスやちりが集まってできた暗い雲の中で生まれるのですが、ふつうの望遠鏡ではその雲の中で何が起きているのかを見ることができません。

一方で、その冷たくて暗い雲は電波を出しています。アルマ望遠鏡を使うと、こうした電波を受信して調べることができます。アルマを通して見ると、暗い雲の中が見えるようになり、そこで何が起きているのかを観測できるのです。

ガスやちりの雲が、おたがいの重力によってどのようにまとまっていくのでしょうか。星が生まれるもととなる小さなかたまりは、どうやってできるのでしょうか。そして、星のもとになるかたまりにはなぜいろいろな大きさのものがあるのでしょうか。こうしたナゾを、アルマを使って研究することができます。アルマを使えば、新しい星が生まれるようすを見ることができます。保育室で、赤ちゃんがどうやって生まれてくるのを見るような感じです。

さらに、アルマを使って惑星がどうやって生まれてくるのか調べることもできます。惑星は、新しく生まれた星のまわりを回るガスとちりの円盤の中で形成されます。惑星が形作られていくようすをアルマで観測すれば、私たちの地球がどのようにしてできたのか、もっとく

わしくわかるかもしれません。

また、アルマを使って太陽系の惑星、小惑星、すい星を調べることもできます。天文学者たちは、もしかすると未知の天体がたくさん見つかるかもしれないと期待しているのです。