遠くにいる小天体、ディーディーくんを紹介します

冥王星(めいおうせい)は今では、「準惑星(じゅんわくせい)」とよばれる分類になったのを知っていますよね。私たちの太陽系には、冥王星のほかにケレス、ハウメア、マケマケ、エリスの4つの準惑星があります。そして近いうちにもう1つふえるかもしれません。その天体のニックネームは、ディーディー。

では、準惑星って何でしょう?

準惑星は、惑星のように太陽のまわりを回る小さな天体です。それに対して衛星(えいせい)は惑星のまわりを回っています。そして惑星のように丸い形をしています。実際、準惑星とふつうの惑星にはたった一つのちがいしかありません。準惑星は、その軌道(きどう)近くの「おそうじ」がきれいにできておらず、小惑星やちりが散らばったままになっていることです。

ではディーディーはこれらの条件にすべて当てはまるでしょうか? 今のところはまだわかりません。

太陽からディーディーまでの距離(きょり)は、太陽から地球までのほぼ100倍、冥王星までの3倍もあります。これまで太陽系で発見された天体の中で2番目に遠いのです(1番遠いのは準惑星エリスです)。

とんでもなく遠くにあるため、ディーディーは太陽のまわりを一周するのに1100年以上かかります。遠いディーディーの観測はものすごく難しいので、くわしく調べようなんて、考えないほうがいいでしょう。

でもアルマ望遠鏡はがんばって、ディーディーの新しいわくわくするような写真をとりました。そして600キロメートルくらいの大きさであることを明らかにしました。東京から青森までの距離とほぼ同じです。この大きさなら、おそらくディーディーは球形のはずです。天体が十分に重ければ、重力できれいな球形になるからです。

ディーディーについて最終的な判断を下すには、もっと多くの観測が必要ですが、それが準惑星であろうとなかろうと、太陽から遠いところに、冥王星の新しい友だちができたことになります!

まめちしき太陽系のはてにかくれているのは、準惑星だけではありません。「第9惑星」とよばれる別の惑星が、太陽から遠いところにひそんでいるのではないかと、考えている科学者たちもいます。

元原稿 · Space Scoops

ALMAサイトでこれをチェックしてください